2017年11月22日水曜日

この学校、ここがいいね! 豊島岡女子学園の巻 


                                                                                                           20171028日訪問


 
 私が説明するまでもなく、皆さんご存知、賛否両論、喧々諤々の


議論がネット上を賑わす、泣く子も黙る高偏差値校、豊島岡。


 

         ↑ 豊島岡 正門前 (とっても親切な警備のオジサンがいるよ~)


 
高偏差値校と見るや、敵意むき出し(「あ~、偉れ~、偉れ~、

頭、いいですもんね~」という僻み・妬み・嫉みの3姉妹と化す)

りんこではあるが(悲しい性癖・・・)

 

断言しよう、ここは特別なのだ!!

 


「女の子版受験少年院」(※めんどうみ良く学習習慣を根付かせる

学校という意味で使用されるワードだが、響きがきついので

勉強だけのスパルタ学校という誤解を招きやすい)とも

 

「池袋のカラス」(※制服のセーラー服とコスプレーヤーの聖地との

落差が激しいので、こう表現する人もいる)

とも噂されているのは合点承知の助の私なんだが

 

私の独断と偏見で作っているこの「学校図鑑」に欠かせない学校の

ひとつが、この豊島岡なんだな。

 

だから、今日は皆さんに、ご紹介できることが叶って、本当に嬉しい(≧▽≦)

 

何故なら、私はこの「豊島岡」が昔から好きなのであ~る。

 

一言で、その理由を述べるならばこうだ。

 

大都会にあるのに何故か「お芋っぽい」感じがするから(殴)

 

ド変人りんこは、そこが、たまらず好きだーーー!!

 

男児をお持ちの方で、どっちか言えば

草食系を通り越して「草男」になっている子の母はもし息子が

豊島岡出の女を連れて来たら、これからの時代は本当に良いと思う。

私に言わせれば、お嫁さん候補ナンバーワンである。

 

今日はその理由も含めて、世間評とはかなりずれているであろう

「りんこの豊島岡」を語ってみたい。

 

                ↑ 大都会の中のテニスコート
 
 

トップ校というものは余裕があるのだろう、どんな失礼なことを

言おうとも、学校トップ陣がニコニコしている。

 

ここもそうで、私の開口一番の

「貴校は大昔から、芋っぽいですよね♪」

(大昔を知っている西武線沿線民だったという事実が我が身の年齢を

感じさせて、また哀し)の台詞に

 

学校トップ陣が全員で一斉に

「芋!?え?芋!?(え?このオバサン、今、ウチの事、芋って言うた!?)」

 

と突っ込んできた後、

 

「いや、否定できない(大笑)! 芋、いいね~(大爆笑)」

 

と懐深く、爆笑して下さったので、私は「やっぱトップ校だわ~」と

素直に拍手したのだ。(←相手がどんなに失礼でも、相手の言い分を

まず聴こうとする器があるのだ)

 

私はこれでも大真面目に褒めているのだが、何て言えば伝わるだろう。

東洋蘭とかオールドローズ(文字通りのお価格高い“高値の花”)ではないのだが

 

庶民的で親しみやすくて、お値段(学費)もお安くて、通学制限もなくて、

高校からも入れるし、面倒見良くて、しかもスーパー頭良く(庶民的で

ないのは偏差値だけな…)

 

何よりあったかくて、誰もが大好きな、ホクホクしているお芋さんの

ようなイメージなんだけど、実は芋は世界のどこであっても、

なくてはならないものだ。

世の中から消えてもらっては困るのだ。

 

学校を「芋」で表現するのも、自分でもどうかと思うが

要はね~、学校から漂ってくるものは「安心感」そのものなんだと私は見る。

 

私は数々のここのOGたち(同年齢=50代から学生まで)と接触してきて

今、こう思っている。

 

人生、最終的にはこういう女が幸せを掴む!

 

 
                  ↑   文化祭前のギター部の皆さんの練習風景

『生徒のために』の一声で教職員がワッて動く学校

  ああ、竹鼻志乃先生(校長=就任5年目)、いい女だね~。

竹鼻先生にはマイナビでの「神回」と呼ばれた座談会の時の下調べで

学校にお邪魔して、お会いしたのが最初なんだが、もうね、ホントいい!!

 



 

↑(参考)マイナビ ママフェスタ スプリング2016(浅野VS.豊島岡)

 

等身大なんだよね。

大きく見せることもしなければ、卑屈になることもなく、必要以上には

遜らないし、そうかと言って威張ることは皆無(これは多くのここのOG

にも感じる)。

 

実はね、あんまり、いないんだよね。こういう下々にも近い

立ち位置の校長先生って。

 

どっちか言えば、校長って神領域に入ってしまうから

私みたいな者には結界が引かれることが多いわけよ(それはそれで有り!)。

 

それがね、本当に良い意味で竹鼻先生はそれを感じさせないんだよね~。

古くからの女友だちとしゃべっている気持ちになる。つまり「安心」だよね。

 

竹鼻校長は生徒に「自分らしくね」って言い続けておられるように

きっと誰が来ようが、正直で誠実で真っすぐで、そしてあったかい。

それが竹鼻先生の「等身大・ありのまま」なんだろうなって思う。


 
↑  校長と通りすがりにハグというよりも熱い抱擁を交わす生徒さん
            (ここでは、これが普通の光景らしい)
 
 
竹鼻先生(豊島岡OGでもある)はご自分では

「自分に自信はない。カリスマ性もない。能力もない。

メーカー社員からの教員転職組だから、教師が天職とも思っていない。

ないない尽くしよ。でもね、りんこさん、私は仕事に対する熱意だけはあるの!

熱意だけでやってきているって感じ…」

 
とおっしゃる。

 

だからかな? 生徒にも「自信がないのは当たり前。でもさ、やってみようよ!

応援するから」って姿勢で接しているのが垣間見られるんだな。

 

竹鼻校長含め、今回、お会いした先生方が口々におっしゃる同じ言葉がある。

二言目にはまるで口裏を合わせたかのように、同じ言葉を口にするのだ。

 

「生徒のために」

 

竹鼻先生は私にこうおっしゃった。

 

「私がね、例えば『学校をこんな風にしたい』って言っても、

先生方は誰も付いてはこない学校だと思う。

 

でも、誰かが一言『生徒のために』って言っただけで

教職員がワッて動く学校なの」

 

この学校、特定の出来る生徒(例えば大きな大会で優勝したとか、

なんとかオリンピックでメダルを取ったというような学校の看板に

なり得る生徒のこと)だけを優遇するようなことをしていない。

(故に特進クラスなし)

 

校長先生がおっしゃるには「頑張ったのはその子個人でその子の努力。

学校が偉いわけでもないし、賞とか取れなくても、生徒が頑張っている

のはよっく知っているし、その子らしく頑張れれば、それでいいから」

 

ということで、特定の生徒がどうこうというよりも、生徒みんなに

活躍の場を増やしてあげようとの親心で色んな仕掛けを用意している。

つまり後述するが、全体を同時に引き上げようとする

学校側の熱意がすごいのである。

 

しかも、それが取り分けすごいことだとは思ってないんだよね~。

 

(なので、世間が言うほど、東大実績にも全然、こだわっていない。

今年は京大・医大が学内ブームで、そっちに行っちゃったから、

東大が結果、少なかったけど、生徒がいいなら、それでいいんだって。

(少ないったって335人中、東大現役16人 ”(-“”-)”)

しかも医学部医学科に現役で40人も行かせている (@_@。)

 

例えば「モノづくりプロジェクト」「Academic Day」。

 

このふたつは「生徒のために!」という先生側の発案で、速攻GO!に

なったイベントらしい。

 

今年のこれから取り組む「モノづくりプロジェクト」のお題は

Linear Motor Car  Project」。

 

 
「リニア」のしくみを知らなくても、提示されたものを用いて

いかに速く、スムーズに走行させることができるかを試行錯誤してもらう

 

という賢そうなプロジェクトで東京電機大とのコラボで実施するのだ。

 

タイトルがね
 

「『空前絶後のおおぉぉぉ』速さに挑戦」だからね。

あたしゃ、セクシィ斎藤工を脳裏に浮かべ、ジャスティスした(殴)。

 

他にも今年度は

 

あのアップル様とコラボった

 

MakeSchool × Apple × 豊島岡女子学園によるアプリ開発~

 社会に役立つアプリを開発しよう ~」

Macを使って、iOSで動く社会に役立つアプリを作る

(対象 中3~高2の1~3名のチーム)っていうものとか

 

「エネルギーアイランドプロジェクト」

 ~ 未来の洋上風力発電所を設計せよ ~」(対象 中1&高2のチーム)

新日鉄住金エンジニアリング社の協力のもと、「エネルギーアイランド:

浮体式洋上風力発電所」の設計に挑戦ってのが目を惹いた。

 

(私の頭の中には、最早ドン・キホーテしか、浮かばないんだが・・・)

 

こんな風に、毎年、企業や大学と連携して、本気で仕上げる→企業側も

びっくりなクオリティってのが「お約束」でもあるプロジェクトなんだが、

一言で言えば「壮大且つ超おもろい理科実験教室」だ。

 

さすが超進学校のカリキュラムは別格だわと唸ってしまうのであるが

 

このことを茶道部の高3生(この学校、礼法も習得できるので

水屋付きのお茶室も完備)がこんな風に教えてくれた。

 

                             →お茶室(礼法に熱心なので、他にもそれ系のお部屋が沢山ある)
 

 

「私が印象に残っているのが、重量挙げコンテストです(平成28年実施の

東京電機大とのコラボ。なんと大学生チームを抑え、高1チームが優勝)。

 

段ボールと限られた材料を用いて作ったロボットが単三電池1本と

モーター1個の動力を使って、制限時間内にどれだけ重いバーベルを

早く持ち上げられるかを競うものだったのですが

 

ひとつでは定まらない答えをチームで協力して導き出すという

体験が面白くて、自分も工学部とか理学部に行ってみたいなって

きっかけになったイベントだったんです。(注:文理は4:6で

女子校だけど理系に強いことで定評がある)

 

でも、実は自分は計算が苦手で、物理には抵抗感があったのですが

その時に担任の先生が「意外と楽しかったんでしょ?じゃあ、大丈夫。

行けるから!」って背中を押してくださって、それが大きかったです。

 

ウチの学校って、まず先生方のすごい努力を感じるから

自分たちも頑張ろうって思って、みんなで教え合って、切磋琢磨

している空気に満ちていると思います。

 

もちろんテストも多いんですけど、そうしてくれた方が

さぼれないって言うか、自分には良かったんですよね。

基本、真面目な子が多いんで、自分もやらなくちゃ!って

雰囲気はありますね~」

 

これは他の高3生たちも異口同音に「周りがやるから、自分も

やらなくちゃ!って波に飲まれる(笑)」と証言するのだ。

驚異の団体戦学校である。

 

他の高校生たちに聞いたら「先生に分からない所すら分からない!」

と泣きついたとしても、まず「分からない所は何処か?」から

親切丁寧に徹底的に付き合ってくれるから

「最高に先生たちが好き」って答えてくれて「面倒見の豊島岡」って

こういうこと!?って改めて、感じ入った次第。

 

生徒の未来を思ったこのイベントでも、コンテスト形式での

エッジの立った課題で進路がこうやって決まるのかぁって、

ちょっと羨ましくなる。

(ウチのお坊ちゃまの文理分けは消去法でもなく、結局

サイコロだったことを思い出したんだよ、うるさいよ、ほっとけや!)

 

 「Academic Day」というのも、すごく斬新だ。

今年3年目となる催しで、アカデミックなことに挑戦する生徒の祭典

なんだそうだ。

36課題(今年度)から自分で取り組んでみたい課題を選んで挑戦する形式で

最終的にはプレゼンやポスター発表、作品提出などで発表するとかで

中1から高3まで延べで500名を超える生徒の申し込みがあるらしい。

 

その「お題」がまた最高なんだよね~。こういうのを中高でやるんだね~。

 

おもろいから、いくつか「お題」を挙げてみよう。

 

「3Dプリンターを使って世の中を変えろ!」

 

「自分で人工知能のしくみを学び学習せよ。合わせてアプリの開発もやってみそ」

 

atheの使い方辞典を作成せよ」(出来たら、りんこオバサンにもくれー!)

 

「英語の未来を考えよ」→300年後、英語の地位はどうなっているか考察せよと

いう無理難題。(希望観測的には今すぐに消滅して頂き、日本語が世界共通語に

なってほしいりんこだが生徒はどう考えるんだろうか!?)

 

AKB選挙を見直し、一票の価値が下がっている問題を解決しよう。

それで、事務所に企画書を送り付けてみよう!」え?秋元さんに提言かい!?

 

「オーガニックシャンプーを自分で作ってみよう」

 

「アニメ『日本昔ばなし』のオープニングテーマを作曲して

学内オーディションをするよ~」

 

これら、中1から高3まで参加可能・・・全体を引き上げよう

という意志はここでも強固に感じられ、チュー坊から

やる気さえあれば参加できる、垣根を作っていないところが凄いのだ。

 

とにかく生徒に「考える」ってことをしてもらいたいそうな。

 

私がすごく印象に残っているのは、若手(204年目)の英語の

先生に聞いた話だ。

 

「とにかく、生徒の反応をダイレクトに感じることができるので

それに堪えられないやりがいを感じる。

 

高いレベルの内容を求めても、それを上回るアクションが還って

くる。そうなると、こちらも負けていられないから

もっと(学問の)面白いことを伝えようって毎日、授業を

良くすることに燃えますよね。11日が本当に勉強です。

 

大学対策ですか? もちろん、東大・一橋・東工大の分析と

対策はその年の入試が終わるや否や、教科担当全員で

やっています。まあ、当たり前のことですけどね…」

 

この学校「授業がすべて」というコンセンサスが教師にも

生徒にもあるので、生徒が先生を評価する「逆通信簿」を

出しているのだ。

 

3生の集団に聞いたら「いや、授業が下手な先生もいますよ(笑)

でも、武士の情けって言うんですかね?最低ランクを付ける

生徒はいないと思います。そこは最低限の礼儀って言うか(笑)

下から2番目くらいで…(笑)」

 

なるほどね~、教師も手を抜けないわけだ。

 

何故、ここを出た女が幸せになるのか?

 

いや~、ぶったまげたぞ。

 

先生が私にこう言うんだよね。

 

「我々教員も含めて、毎日、すべての人間が1730分には完全下校です!」

 

つまり、私は1725分に学校から追い立てられたのだ!(笑)

私の周りは深夜族が多くて、どっちか言えば、ダラッダラしている

ので、この対応にはめちゃくちゃびっくりした。

 

とにかく時間にうるさいことこの上ない。

 

文化祭のリハを見学しようとしたら

ウチは秒で動いているので、後5分しかないから(りんこの

ノロマ足での移動時間を含めると)エアロビ部のリハは

見られませんね」とダンデイ岸本(先生)が軽くおっしゃる。

 

じゃあ、いいよ、次の部、見るから!と言って

見に行ったら、そこでもびっくり。

 

エアロビ部の終了「15秒前」のカウントがかかっていたのだ。

                                        ↑ 最後の1秒まで無駄にしないエアロビ部リハ風景
 
                                      

 
秒単位!?マジでか!?

そしてタイムアウトと同時に「即、撤収」となったのだ。

 

これね~、私はつくづく考えた。

女の生き方は特に「時間コントロール」なんだよ。

 

一日は誰にでも24時間平等に与えられているけれど

これをどう使っていくのかが人生の課題だよね。

 

特に女性は仕事、家事、育児、趣味を同時並行で

こなさないといけない立場になりやすい。

(その上、介護も来るよ~~!)

 

その時にこの6年間で培われた習性が生涯に渡って

威力を発揮するのだ。

 

時間管理術を会得した者の強さはとてつもない

これだけで濃い人生が過ごせる。まさに「時は金なり」。

 

プラス、ものすごく衝撃的だったことがある。

 

生き方のロールモデルが鈴なりで大豊作状態なのだ。

 

説明しよう。

 

この学校は明治創設以来「女性が仕事を持つことは当たり前」

「家庭を持つことも当たり前」

仕事も家庭も、もちろん、望めば子育ても、人生の

フルコースを満喫なさいませ。だって、女って楽しいじゃん♪」って

学校なんだよね。

 

別な言い方をすれば、ある意味、我がままで欲張りな生き方を

善しとしていて、人生の充実度を追究しているとも言えると思う。

 

でもさ、現実的には女性にはガラスやら鉄やらの天井が

未だにあるわけじゃん?

 

それでね、校長を先頭とした、ものすごいOGが築かれているの。

 

キャリア教育と位置付けられているものは沢山あって

OGが喜んでホイホイ手伝ってくれるって仕組みがあるんだが

 

これもほんの一例だけど、中3では働いているOG

インタビューして「働くとは何か?」を学ぶ機会にしている。

 

この参加OG73人のリストを見せてもらったけど、すごいわ。

(このリストを見て、生徒が好きにOGを選んで会いに行くの)

 

出身大学とか、職業とかよりも、素晴らしいって思ったことがある。

 

ものすごい柔軟さなの!(OGに詳しい転職経歴を明記してもらっている表↓)

 

1 大卒後海外を転々とし、ロンドンの大学で博士号を取り、

そのままロンドンで人口学の研究者として働いている。

 

2 証券会社勤務後、専業主婦を経て、市会議員

 

3 化粧品会社社員→NHKのフリーアナ→秘書→結婚→出産→

世界的ベンチャー企業で時短勤務(夫は単身赴任中)なう

 

4 シンクタンク→シンガポール駐在→コンサル転職→アパレル転職

→現在、育休、近々復帰予定

 

5 邦銀→NYで証券マン→留学→起業

 

こんな感じで73人の履歴が延々続いている表なんだが

これを見るとね、大抵の人が子どもがいても関係なく、

自分のアンテナで仕事を柔軟に変えているんだよね。

 

私が笑ってしまった話は

助産師→看護学博士取得→その後、京大大学院進学のOG

ふと見たら、京大博士課程に同級生がいて、しかも、

その子は身重だったって話。

 

もう年齢には全く関係なく、学びたくなったら学び直すし

「ここでなきゃ」とか「こうあるべき」が全くなくて

フットワークがすごくいいんだよなぁ。

 

子どもが出来たら、キャリアは終わりとか、微塵も

考えてないってことだよね。

 

このロールモデルが「これでもかっ!」って位いるんだから

生徒は未来に不安がないよね。

 

結婚か仕事か、出産かキャリアかの2択人生ではなくて

自分が望むならば、全部、やればいいんじゃね?って

背中を押してくれる学校だし、実際、OGの群れが

「実際、やれるし、心配ないよ~(^^)」って証明している。

 

この学校、爆裂して来たのは平成2年入学者からだから

(トップ校の併願校になるように入試日程を変えたんだよ。

それで、入って来た子を丁寧に育てて、その積み重ねでの今なの)

超進学校に名乗りを上げて10年くらいなんだけど

上に挙げたOGはほぼ爆裂前の入学者だからね、

もう明治以来の伝統としか言いようがないわけよ。

 

先生方が口を揃えて、おっしゃるのは

「ウチの子は実力はあるのだから、ジェンダーの壁にぶつかった時にも

試行錯誤しながら柔軟に振舞えるのが強み」ってこと。

 

校風がさ「真面目に努力することを厭わない」ってことだから

OGたちは口々にこう言うらしい。

 

「豊島岡を出たのだから(人生は)大丈夫」

 

校長先生が言うんだよね。

 

「どこの大学を出たとかは全く問題じゃない。

 

働くのは大前提だけど、専業主婦でも働いていることには変わりない。

要は本人が自分らしく働いているならばそれでいいの。

 

学校に貢献しろとか、社会に貢献しろなんて、全く考えてない。

人(世間)がどう思うかなんて、どうでもいい。

笑いたければ笑え!よ。それよりも、自分らしく生きることに

熱中してほしいの。

 

物事は考えようでね、育休時にもそれを足踏みと捉えるか

ステップアップと捉えるかで、その先は変わってくる。

ウチの子たちはしなやかでたくましいから、

その時々で優先順位を考えて、柔軟に対処できるのが特徴ね」

 

真面目に頑張ることが当たり前で苦にならない。

「原始、女性は太陽であった」とでも言うように

粘り強く、しなやかに、たおやかに、絶対に折れずに元を取る

 

芋は葉も伸ばすけど、地中深くでしっかり根を張って養分を蓄える。

 

これが私の豊島岡評なのだ。

 

こういう女が幸せにならずして、誰が幸せを手に入れるだろうか。 

                  

豊島岡の本当の魅力

 

私は今回、特別にリクエストをかけて、文化祭に向けて頑張る

結構な数の高3生たちと話をさせてもらった。

 

(こちらの学校、部活は高3でも100%加入義務がある。

3だろうと、やることはやって頂く。帰宅部は許されないので

「行くぜ!行くぜ!系」が苦手な生徒はゆる~い部活に加入する。

その部活総数、驚きの49)

 

間違いなくこの子たちは日本社会の高3生の中でもトップ集団の中を

走っているわけであるが、高311月になろうかっていう、この時期に

学校に来て、みんなで文化祭準備に余念がなかったからだ。

 

「えーー!?焦ってないの?勉強しないでいいの?」って驚く私に

生徒たちは笑いながら、口々に説明してくれた。

 

「焦ってますよ~(笑)」

 

みんなの話を要約するにこうだ。

 

「勉強はしている。多分、ものすごくしている(笑)。

しかし文化祭は〆の年なので、裏方(高2がキャスト、高3スタッフの

部も多い)であったとしても、全力で頑張る。その方がメリハリがついて

受験勉強も頑張れる。

 

時間の長さではないと思う。要はいかに集中して取り組むのか

ってことを、この6年間で骨の髄に染み込まされている(笑)

 

10時間ダラダラやるより、2時間集中の方がすごい効果を生むことを

私たちは知っている。

 

それでも不安に苛まれることがある。

そういう時には仲間がいる。辛さを吐露し合って、励まし合って

教え合って、今まで、本音で向き合ってきた仲間だからこそ

分かり合える空気がある。全員で高みを目指すって雰囲気が

もう作られているから、もう行くしかない。

 

先輩との繋がりも強固だから、先輩が残してくれた部活日誌、

勉強法、参考書…。そういうもの、ひとつひとつが『ああ、先輩も

同じように苦しんで悩んだのか。でも、先輩が越えられたんだから

私も越えられる!』って思う」

 

ってことだ。

 

茨城県から通っている高3生にタイムテーブルを聞いたら

やっぱり、隙間時間も含めて、すごく時間の使い方が上手

なんだなぁと感心した。

 

原稿書けないと悩む→とりあえず食う→眠くなる→原稿書けない

の無限ループにいる私には異星人に思える。

 

超絶進学校であるゆえ、雲上人っぽい話が続いてしまった(反省)。

 

最後に、雲上人とは別の角度から、私が久しぶりに

こちらにお邪魔して感じた本当の豊島岡の魅力について語ってみたい。

 

              ↑可愛いでしょう?とても高偏差値の子には見えん!(←超偏見)

体育会系部活の高3部員に集まってもらって

色々とJK生活を聞きまくっていた時のこと。

 

6年間(正確には57ヶ月)で一番、印象に残って

自分が成長したという思い出話をリクエストした時のことだ。

 

ある生徒さんがこう言ったのだ。

「高2の時に『新人係』になりました。要は中1のめんどうをみる

係です。新入生11人に新人係は2名です。

1の殆ど全員が未経験者なので、頑張って教えているつもりなんですが

特に一人の子には、全然、分ってもらえなくて。

『何で分かんないんだろう?』って、教えている私の方がナーバスに

なっていたと思います。

 

でも、考えてみたら、その子たちは最近まで小学生で

高校生から見たら、子どもなんですよね。

 

そんなこんなで夏休みに入り、毎日、練習がありました。

すると、その子が段々、来なくなって、理由を聞くと、

言い訳も嘘で塗り固めていることが分かったんですよね。

 

それで、私は相手は子どもなのに、頭ごなしで怒ってしまって…。

ただ、その子の態度にムカついただけで、ひどいことも言っちゃって…。

 

その子、結局、辞めちゃったんです。

 

この部活とかこの競技の良さを伝えきれないまま、辞められちゃって…。

良さとか楽しさを分ってもらおうとしたのに、真逆の展開でした。

 

それから後も、校舎内ですれ違うと、なんか気まずい感じが漂って

苦い思い出になってしまったことは後悔が残ります。

 

このことは私の部活人生の中でも大きな教訓になっていて

 

ウチの部、先輩から伝わっている『部誌』があるんですが

レベルアップのための秘策とかが載っていて、毎年バージョンアップを

重ねるものなんですが、そこに『伝え方』ってことも書き加えないと

いけないなって思っています。

 

良さを伝えたいあまりに、独りよがりになっても失敗する

やっぱり相手のことを考えないといけないってことを学びました。

 

これを私、ずっと忘れないようにしようって思っています」

 

                   ↑ 秘策が書かれたノートらしいので、敢えて横向きにしてみたよん


 

私は驚いた。

 

てっきり「結果オーライの成功話」をしてくれるものだと

思い込んでいたからだ。

 

私はね、こういう一見すると黒歴史に思えがちなことでも

「なかったこと」にはせずに、きちんと自分で総括していく

この子と、周りで「うんうん、そうだったね」って頷く

仲間たちに、心の中で大拍手を送っていたのだ。

 

いろんなことに真面目に、正面から、全力でぶつかっていく

素直な青春がここにあって、りんこおばちゃんは思わず

 

「今の話、50年後も皆で出来るね~」って言っちゃうほど

ホントに羨ましくなった。

 

今回、本当に沢山の数の生徒さんと長い時間をかけて話を

させてもらった。

 

その多くの子がこの子のように反省点をきちんと語ってくれた

その上で、進む方向を模索しながらも、仲間を大事にして

共に切磋琢磨していこうとしている。その意志に感じ入ったのだ。

 

私の脳内では竹内まりやの「forever friend」がこだまする。

(♪だって彼よりもっと心許している、そんな仲間、永遠の友だち)

 

しなやかに、たくましく

 

竹鼻校長が何度も口にするこの言葉が本当にピッタリ

なんだなぁと、ちょっと言葉に酔った私は、更に酔うべく

夜の池袋に吸い込まれて行ったのだった(早く解散したのに

結局、飲んで終電ってオチかーい!? せっかく学んだ

時間管理が~~~)。

 

 
数字で見る豊島岡女子学園

 

http://www.toshimagaoka.ed.jp/  豊島岡女子学園HP

 

教育方針 道義実践・勤勉努力・一能専念

 

努力目標 ・予習をしよう

     ・気立てのやさしい女性に

     ・健康に注意しよう

 

建学の精神の継承と特色ある教育のひとつ→運針

(その目的)・・・無心になる、基礎の大切さを知る

          努力の積み重ねの大切さを学ぶ、特技を持つ

 

女子校 (創立125年目)

      

2/2 1回入試(68)

2/3 2回入試(69)

2/4 3回入試(69)  ( )内 日能研偏差値

 

面接なし

 

週6日制(第2土曜日は休み)  土曜講座 なし

 

アクセス JR、西武線、東武線 池袋駅 徒歩7分

     東京メトロ東池袋駅 徒歩2

 

生徒総数 

中学793名 (1学年260名超×6クラス)

高校1054名(1学年350名前後×8クラス) 総数1847名

 

教員数 

専任 78名(男性 46名 女性 32名)←女子校なのに男性の先生のが多いんだね。

講師 29名(男性 7名 女性 22名)

 

専任教師年齢層  60代=0%・50代=25.6%・40代=20.5%

 30代=42.3%・20代=11.6 %

 

外国人 3名 

からだの相談(校医1)、こころの相談(校医1名)

 

高校募集 あり(高入組とは高3で合流)

 

特進クラス なし 

 

習熟度クラス 高3=理系数学、高2&高3=コミュニケーション英語

 

2で文理分け→

3で文系私大コース、文系国公立コース、医歯薬理工コースに分かれる

 

学食 あり

 

購買 あり

 

携帯 許可制、校内では使用禁止

(校内で使用していた場合は預かって、保護者に連絡の上、返却)

 

中学から他高校への進学者数(2017年4月)とその理由

 

  2名(本人と保護者の希望) 

 

不登校(含気味)者数  中高で3名 (中22名、中31名) 

      

大学進学者実績(卒業生335名)2017年4月

 

大学進学 236名 短期大学 0名 専門学校 0名 海外留学 0名 

浪人 99名

 

大学受験校数平均  7.63校

 

主な進学先(2017年3月卒業生335名)

(注)合格人数ではない実際の進学先

 

東京大16 東工大10 千葉大6 お茶大5 群馬大4

東京医科歯科4 京都大4 横浜国立大3 東京外語大3 東京農工大3

電通大3 一橋大2 筑波大2 東京芸大2 大阪大2 など

 

慶應27 早稲田23 明治11 上智9 東京理科8 立教5

津田塾5 北里5 など

 

内 医学部医学科進学者 40名 理学工学進学者 59名

  薬学進学者 13名  農学・獣医学進学者 10名  歯学進学者 2名

 

推薦入学者 →

 

学校推薦1(早稲田先進理工生命医科学科)←170推薦の内、使用者はこの1

 

AO&一般推薦 筑波(医)、群馬(医)、金沢(医)、東京医科、東京女子医に各1名計5

 

津田塾(学芸)1、星薬科1、明治薬科3

   

 

G-MARCH以上進学率(国公立大学と薬学部・医学部含む) 91.5%  (≧▽≦)

 

推薦者  指定校 1名 スポーツ0名 AO 0名 一般 5名 公募推薦 3名

(2017年3月)

 

 ※公募2名は併願可能だったため、その大学には進学せず。     

 

11 件のコメント:

  1. いつも、りんこさんのブログを楽しみに読んでいます。いくつもの学校見学に行っては自分の感じ方はあってる?娘にとってあう学校は?と思いながら拝見させていただいているのですが、なかなか難しいです。りんこさんが紹介してくださるいくつかの学校にも行きましたが、当然ですが感じ方が違うこともあり、それが逆にとても納得がゆきます。なかなかママ友に意見を聞けないので。ぜひ、これからも色々な事を書いていただけると嬉しいです。

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    1. こんばんは。読んでくださってありがとうございます!

      うんうん、これはあくまでも私の「独断と偏見」に満ちた
      レポートなのであります。

      学校というものはプリズムと似ていて
      色んな色彩に彩られているので、このレポートも
      その色のひとつを捉えたにすぎず、

      嘘ではない、真実ではありますが
      全部を語ることは不可能なので、その時、発っせられている
      匂いの一部を切り取っているとご理解くださると嬉しいです。

      豊島岡に関して言えば、真面目に努力が出来、かつ

      その知的好奇心を刺激されることに喜びを感じ

      友人の幸せを己の事のように喜び

      そして、己もまた刺激を受けて頑張ろうと思える

      お嬢さんだけが行って楽しい学校ということになります。

      ミスマッチほど悲しい結果を呼び込むものはないので

      そこを明確にしながら、皆さまのご参考になる探訪記で
      あるといいなって思っています。

      コメント、ありがとね!!


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  2. りんこさん

    はじめまして。
    素敵な学校ってたくさんあるのですね。

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    1. はじめまして、絵里さん、こんばんは。
      ようこそ~~!!

      中高一貫校は選べるってことがものすごく贅沢なこと
      になりますので、是非、受験なさるのでしたら

      お子さんが楽しく学べ、真っすぐに成長できる学校を
      選んで差し上げてくださいね。

      中々、わかりにくいと思うので、その一助になると
      嬉しいなと思い、微力ながらも活動しています。

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  3. りんこさん、ポッポの記事お待ちしておりましたー!
    娘の熱望校です。良い学校なんですよねぇえ…
    偏差値だけがかわいくない。。
    その昔、入間に住んでいた時に、駅にワラワラと現れる芋っ子ジャージの子達はなんだ!?と思っていました笑

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    1. おでこちゃんのお家の志望校なのね?
      読んで下さってありがとね。

      確かに偏差値が可愛くないわよね~(笑)

      広いグラウンドが入間だもんね。
      ジャージでい移動っていうのも、青春時代だけの
      特権だよなぁって思う。

      ポッポちゃんの仲間になれるといいね~。
      頑張るんだよ~!

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  4. 卒業生です。読んでいてあまりの再現度に涙しました。そのまんまです。母校に帰りたくなりました。

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    1. おお!OGの方でしたか!

      ちゃんと再現できていましたか!?
      ありがとうございます!!

      お墨付きを得られると、ホント、安心します。

      良い学校ですよね~。

      志乃先生はいつでもOGウォンテッド!って感じでした。

      個人的には茶道のOG先生(ご年配)に叱られてみたかった(笑)
      いらっしゃらない隙にお菓子だけ奪って帰ったんです(笑)

      本当にOG層が鉄壁ですよね。是非、お戻りくださいませ~!

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  5. りんこさん 初めまして。

    娘が今年入学しました。
    りんこさんの記事を読んで、娘もこういう豊島岡生活を送って成長していくのかと思うと、涙が出てきました。
    学校も竹鼻校長先生も大好きです。

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    1. ぽっぽの母さま、こんにちは。ようこそ!
      入学おめでとうございます!!
      読んでくださり、ありがとうございます

      そうですよ~、きっとお嬢さんも、美しいぽっぽになります(笑)
      楽しみですね~(*^^)v

      私は校長先生がおっしゃっていた

      「『学校に貢献できなくてごめんなさい』って生徒が言うと
      心底悲しくなる。

      そんなことどーでもええ!!
      (数字とか、評価とか、他人の声の事ね)

      自分の人生に熱中してくれー!」って

      熱く語ってくれたことが最高、いい女だよなぁって思ったよ~。

      自分の人生に「YES!」って言える子を育てる学校だからさ
      母も負けずにね!!



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